家で洗濯するとしたら、洗濯機か手洗いです。

洗濯機で洗えない物は、手洗いで優しく洗えば大丈夫、そう思っていませんか。

私もそう思っていました。

しかし、ある体験からそれは間違いだったと気がつきました。

その体験とは、スーツを手洗いしてしまったのです。

私がどのようにしてスーツを洗ったか、また洗ったスーツはどうなったのか、お話ししたいと思います。

家で何でも洗えるという思い込み

私は42歳、女性、主婦です。

洗濯は毎日しています。

それまでも洗濯機ではちょっと洗いづらいなというニットなども、お洒落着洗い用の洗剤で手洗いしていました。

ある時、夫のスーツをクリーニングに出していないことに気がつき、袋に入れてクリーニング店に持って行こうとしましたが、もしかしてという考えが頭をよぎりました。

もしかしてスーツも手洗いできるのではと思ったのです。

お洒落着洗い用の洗剤で手洗いすれば、自分にもできるかもしれないと考えました。

もし今回洗うことができたら、これからは家で洗うようにすればお金もかからずに済み、節約になると思いました。

私はスーツを持って洗面所へ行きました。

バケツにぬるま湯を入れ、お洒落着洗い用の液体洗剤を入れてかき混ぜます。

スーツは上着もズボンも裏返しにして、そのバケツの中に入れます。

スーツを上から両手で押すようにして優しく洗い、2度すすぎ洗いをした後、1分間だけ脱水をかけました。

あまり脱水に長くかけるとシワになると思ったのです。

季節は夏でしたので、すぐに乾くと思っていました。

家で洗ったスーツの結果は

脱水が終わるとふたを開け、洗ったスーツを取り出しました。

そこで気がつきました。

スーツが原形をとどめていないことに。

ズボンは折り目がほとんど取れ、裾は波打っていました。

上着はもっとひどく、全体的によれて、中に貼ってあった接着芯がはがれていました。

私はとにかくまず乾かそうとしました。

乾いて、アイロンをかけたら元に戻るかもしれないと。

急いでハンガーにかけて手でシワを伸ばし、乾くのを待ちました。

次の日、何も変わらないひどくよれたスーツを目にした私は悟りました。

これはもう元には戻らないと。

私は家で洗ったことを後悔しました。

こんなことになるならクリーニングに出せばよかった、そう思いましたが後の祭りです。

数日後、夫のスーツは買い直しました。

節約のために手洗いしたのに、その結果は何万円もするスーツの買い直しという痛い出費となりました。

最終的に

それから私はスーツはどんなことがあってもクリーニング店にお願いしています。

もちろん、コートや外出着、大事な服もです。

自分の勝手な判断や思い込みで、高価なスーツを一着ダメにしてしまったのです。

あんな思いはもうしたくありません。

その時買った新しいスーツはそのおかげで、ピシッとアイロンがけされたきれいな姿を保っています。