様々な年代、ブランドの衣料が揃い、思わぬ掘り出し物の発見やお買い得商品を発掘が楽しい古着屋でのお買い物。

時には古着屋の店主自身が仕入れたり、個人が売りに来た洋服を買い取って並べたりと、各店がそれぞれの方法で店頭に並べています。

洋服だけでは無く、時には靴や、時にはカバンなども並べている古着屋さんも少なくありません。

しかし、そこで好みの商品を見つけて購入しようと思っても、ネットで噂になっている「感染症の感染の危険」や「洗濯してあるの?というような臭い」があったりと、なかなか購入に踏ん切れないこともあるかと思います。

この記事では、一般的な古着屋さんでの古着の扱いや、古着を洗濯する上での注意点、感染症に感染する危険は本当にあるのか?という点について解説していきます。

古着屋さんは洗濯してから売ってるの?

古着屋さんには大きく分けて2種類のタイプがあります。

1つは「業者間でのみ仕入れを行う古着屋さん」です。

海外の中古衣料や、古着を扱う業者同士でしか仕入れない古着屋さんです。

もう1つが「個人から買い取りを行う古着屋さん」です。

これは業者からだけでは無く、個人のお客さんから衣料を買い取り、それを販売する古着屋です。

「業者間」の古着屋さんは、クリーニング済みの衣料を仕入れることがほとんどですが、輸送中に何があるかもわかりませんし、クリーニングしてから店頭に並ぶまでの間に結局長い時間が空いています。

そのため、クリーニング効果を失ってしまっていることがほとんどですので、洗濯は必須と言えます。

とは言っても、比較的状態の良いものを仕入れることが多いので、取り扱いに注意点はそこまでありません。

しかし、「個人のお客さんから買い取りを行う」業者に関しては、必ず洗濯を行いましょう。

こういったお店では、よほど大きな規模の会社でもない限りクリーニングはしていません。

買い取った衣料をそのまま店頭に並べているお店がほとんどですので、売りに来たお客さんが洗濯しているかどうかも不明です。

最悪の場合、着古した洋服を洗わずにそのまま売られていることもありますので、不快な思いをしないためにも必ず洗濯をしましょう。

よく噂に上る「古着での感染症」って本当?

ネットだけでなく、巷でも「古着を着たら感染症に感染した」という噂が流れています。

これは実は、100%嘘、という噂ではありません。

ごく稀に、感染症に感染する事例は発生します。

ですが、その原因というのは「古着屋で購入した靴を洗わずに裸足で履いた」だったり、「怪我をした状態で洗濯していない古着を着た」というようなことが原因で、古着そのものに原因があったわけではありません。

古着というのは、それなり以上に着古された衣料がほとんどです。

服に使われている繊維も当然擦れていたり、劣化しています。

そのような状況で、洗濯をせずに素肌を直に触れさせてしまえば、怪我などの何らかのタイミングで感染症に感染することはありますが、そういった場合のほとんどは古着屋で買った服でなくとも感染します。

つまり、『古着を着て感染症に感染するのは、本当ではあるが、古着が原因ではない』ということです。



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      2. 古着を洗濯するうえで注意することは?

        古着の洗濯では、新品の衣料の洗濯よりも気を使う必要があります。

        先ほども記述しましたが、古着というのは誰かが着ていた洋服です。

        洗濯をして売ったとしても、店頭に並んでいる間に試着等で様々な人が身に着けますし、どれだけ店員さんが気をつけていても、当然ですが埃がついたりします。

        古着を洗濯する際、まず確認すべきところは「洗濯タグ」と「穴やほつれの有無」です。

        「穴やほつれ」は購入前に確認すると思いますが、店内にある”商品”と、購入した後の”私物”では見る意識の度合いも違ってきます。

        そのため、見落としていた穴やほつれがないかしっかりと確認しましょう。

        また、「洗濯タグ」のある服であればそれを見て記述通りに洗濯すれば良いですが、年代や原産国次第でタグのない洋服も少なからず存在します。

        その場合は、繊維のスレ具合を手触りと目視で確認しましょう。

        古着は、少しの引っかかりで破れたりする可能性があります。

        そのため、古着の洗濯の際にはフックやボタンがついた服と同じにしないで洗濯するか、できれば古着単品で洗いましょう。

        また、ダメージの入った古着やボタン、ジッパーのある古着を洗濯する場合は、必ず洗濯ネットに入れて、洗濯槽との引っかかりを防止しましょう。

        古着を洗濯するおすすめの方法は?

        先に挙げた通り、古着はとても痛みやすく、素材にかかわらずデリケートに扱う必要があります。

        その為、おすすめする洗濯方法は”手洗い”です。

        手作業で優しくもみ洗いし、服に付着したホコリや繊維の中に潜む汚れをしっかりと取り除きましょう。

        とは言え、何かと忙しい現代では手もみ洗いをするのもなかなか難しいこともあると思います。

        その場合は、洗濯機のコースにある「オシャレ着洗い」もしくは「おいそぎ洗い」で洗い、必ず「脱水」はしないように洗濯しましょう。

        使用する洗剤は、繊維に余計なダメージを与えないように「オシャレ着洗剤」「ニット専用洗剤」など、刺激の少ない洗剤を使用しましょう。

        乾燥は平干しがベストですが、難しい場合は通常のハンガーでも大丈夫です。

        しかし、弱った繊維を細いハンガー1本で支えるのは繊維に負担がかかりますので、あるなら太いハンガーを使用、なければ細いハンガーを複数本重ねて使用しましょう。

        注意すべき点は、「乾燥機にかけない」ことと「お風呂の残り湯は使用しない」ことです。

        乾燥機にかけると、高温で熱して乾燥させるためどうしても繊維が傷つきます。

        着古した古着の繊維が高温に晒されてしまうと、新品の衣料よりもより傷つきますので、乾燥機は利用しないようにしましょう。

        また、お風呂の残り湯の使用もNGです。

        お湯で洗濯をすると、繊維の結合が柔らかくなり、汚れやシミは落ちやすくなります。

        しかし、その分繊維が柔らかくなり、引っ掛けたりほつれたりしやすくなりますので、残り湯洗濯もNGです。

        まとめ

        この記事で紹介した事例をまとめておきましょう。

        古着屋でクリーニングはしているの?購入した後は何をすればいい?

        ・クリーニングはしている場合もあるが、ほとんどはクリーニングせずに販売している
        ・古着を購入したらまずは穴やほつれの再確認
        ・確認が終わったら洗濯

        古着で感染症に感染することってあるの?

        ・古着を着た時に感染した、という事例はあるが、ほとんどが古着が原因ではなく外的要因での感染
        ・靴に関しては、洗わずに裸足で履いたりすると感染の可能性あり
        ・きちんと洗濯してから身につけるのであれば、感染の危険は低い

        古着を洗う際の注意点

        ・残り湯は使わない
        ・乾燥機にはかけない
        ・引っかかり防止の為、できれば単品で洗う。できない場合は洗濯ネットに入れて洗う

        古着を洗うおすすめの方法

        ・できれば手もみ洗いする
        ・洗濯機で洗う場合は「オシャレ着洗い」で「オシャレ着洗剤」「ニット専用洗剤」など、服にかかる負担をなるべく軽減する
        ・干す際は太いハンガーを使用。無い場合は細いハンガーを数本使用

        いかがでしたか?

        新品であれば心配することはありませんが、店先に並ぶまでにどのような経緯があったかわからないのが古着です。

        それが”味”であり、掘り出し物の発掘の楽しさを掻き立てるのですが、もちろん注意すべき点はあります。

        古着という、世の中に無数に存在する衣料の中から巡り会えたお気に入りの一着があれば、できるかぎり長く、安心して身に付けたいですよね。

        出どころがわからない、という不安よりも、気に入った服を身につける楽しさが上回るよう、古着を購入したらまず洗濯し、自分色に染め上げてしまいましょう。