第一次世界大戦のイギリス軍で、冷く寒い欧州地方での戦いに防水性のある軍用コートが必要なことから開発されたのがレインコートの一種トレンチコートの始まりです。

トレンチコートの生地には防水加工した綿生地のギャバジンやウールが多く使われていましたが、今は合成繊維や皮革も用いられています。

トレンチコートは価格も比較的高価なので長持ちをさせたいものですが、洗濯の仕方などの手入れが重要になってきます。

トレンチコートの洗濯はどれ位の周期でやるのが良いの?

トレンチコートのクリーニングはシーズンオフに少なくても年に1回、シーズンオフに出します。

1回しか着ていない場合でも、長期保管するときはクリーニングに出すことをおすすめします。

コートはたとえ見た目は汚れていなくても、外出するだけで目に見えない埃や汚れが付いていたり、排気ガスなどで汚れていることが多いです。また雨や雪にぬれた場合は、水分を含んでいます。

汚れがついたまま保管すると落ちなくなってしまいますから、シーズ後にクリーニングに出してキレイな状態にしてから保管するのがおすすめです。

トレンチコートを自宅でする洗濯方法は?

春と秋に着るたびにクリーニングに 出すのもお金がかかり、節約のためにも、自分で洗えるものなら洗いたいのがトレンチコートです。

素材にもよりますが、ギャバジンなら自宅でも洗濯が可能で、コートについている洗濯の表示にも手洗い可と表示されています。

ギャバジンのトレンチコートは、家で洗濯をしても決して難しい素材ではないのですが、キレイに仕上げるにはアイロンかけがとても難しいのです。

そのため、誰にでもキレイに仕上げられるかというと返答に困りますが、やり方でキレイに仕上げることができます。

そこで、自宅でトレンチコートをキレイに洗濯する方法をご紹介します。

洗剤

洗剤は、手洗い不可の表示があるものはドライ洗濯用の洗剤を使い、手洗いをする場合はオシャレ着用の洗剤を使います。

汚れの下処理

襟元や袖口の黄ばみ、シミや汚れなどがある場合には洗濯機に入れる前に、洗濯液を5倍ぐらいに薄めて、シミのある場所に叩き込んで下処理を行います。

タオルなどをたたんで、タオルに溶剤をつけてヨゴレの部分に叩くようにつけてから、タオルの乾いた面で汚れを拭き取ります。

洗濯ネットに入れて洗濯機に入れる

洗濯ネットは必ず使ってください。型崩れが防げたりコートを傷めないですみます。

洗いあがったらパリッとさせるために糊付けします。

洗濯のりと同時に柔軟剤を使うと、乾いたあとにシワが付にくくなりますからおススメです。

洗ったコートを干す

シワを作らない干し方として、肩幅のあるハンガーを使うと型崩れするのが防げます。

もし、肩幅のあるハンガーがなかったら、普通のハンガーにタオルなどを巻き付けて肩幅を出して干してください。

トレンチコートを自宅で洗濯する時の注意するポイントは?

トレンチコートの洗濯のポイントはシワに注意することです。

シワがないように干せれば仕上がりがキレイに見えて、自宅で洗濯をしてもクリーニングに出したかと思うような仕上がりになります。

アイロンを上手にかけることでさらにキレイに仕上げることができますが、ただ、直接コートにアイロンをかけると、布がテカって仕上がりの見た目が悪くなりますから、日本手ぬぐいなどを当ててアイロンをかけます。

また、裏地は見えないからと手抜きをしがちですが、しかし、裏地にもしっかりアイロンをかけることで、見た目が違ってきますから、裏地のシワも丁寧にアイロンをかけて伸ばしておいてください。

ごわつきがなくなり、スッキリとしたシルエットになります。

アイロンを上手にかけるコツは裏地を最初にかけて、次に小さい面積からかけていきます。

順序は、袖 → 前身頃 → 後ろ前身頃とかけていき、一番人の目につく襟は最後にかけます。

ボタンがある部分は、ボタンを下にしてアイロンをかけ、アイロンをかけた後再びハンガーにかけて吊り下げて、コートを下に引っ張るようにしてスチームアイロンをかけていきます。

背中などは特にハンガーに吊り下げてスチームアイロンをかけるとキレイになりますから、多くのクリーニング店でもこの方法でやっています。

アクリルなどの化繊素材が混入している素材トレンチコートはシワが伸びやすいので、比較的に簡単にアイロンかけができます。

トレンチコートの正しい干し方は?

とにかくシワを作らない干し方が肝心で、干すときには肩幅のあるハンガーを使用すると型崩れが防げます。

肩幅のあるハンガーがない場合は、通常のハンガーにタオルなどを巻き付けて肩幅を出して干してください。

トレンチコートをクリーニングに出す場合の相場と日数は?

トレンチコートに限らず、他の衣類にも言えることですが、たとえ自宅で洗えるものものでも、クリーニングへ出したほうが、長く良い状態で楽しむことができます。

トレンチコートのクリーニング代の相場といっても、地方やクリーニング店によっても様々で一概にいえないものがありますが、1,000円~2,000円というところが多く、安いところでは1,000円以下の所もありますが、1,000円以下というのは数が少ないです。

クリーニング出してかかる日数は、早ければ2~3日後というところもありますが、多くは5~7日後には仕上がります。

今は宅配クリーニングというのがあり、洗濯物を持ちに来てくれて、そして配達してくれるので便利です。

しかもクリーニング代も安いので多くの人が利用しています。

また、バーバリーのトレンチコートなどは、防水性や耐久性にも優れていますが、生地目が詰まっているため、ボールペンで汚してしまうとなかなか落ちません。

しかし、クリーニング店ではシミ抜きをやっていることが多く、シミ抜きを依頼すると驚くほどキレイになります。

トレンチコートの汚れ防止対策

汚れてもすぐにはクリーニングに出せないトレンチコートは、汚れやすい襟やそで口に汚れ防止対策をしておくと気持ち良く着ることができます。

汚れ防止の方法には以下の3つがあります。

撥水スプレー

撥水スプレーを襟と袖口に吹きかけておくと皮脂汚れがコートにつくのが防げます。

頻繁にトレンチコートを着る場合は、2、3回に1回の頻度でスプレーするのがおすすめです。

あまり着ない場合は着る前にスプレーします。

ベビーパウダー

ベビーパウダーを塗っておくとは、皮脂汚れを吸着してくますから、襟と袖口にベビーパウダーを塗っておきます。

ベビーパウダーは洗濯をするときに簡単に落ちますから、トレンコートにパウダーが残ってしまう心配はありません。

吸着した汚れも洗濯した時にベビーパウダーと一緒に落ちるので、トレンチコートには汚れがつかないですみます。

汚れ防止テープ

汚れ防止テープというのが販売されていて、この汚れ防止テープを襟や袖口に貼っておくと、汚れがつくのが防せげます。

透明なテープですから、貼っていてもわかりにくいです。

愛情をこめて丁寧に扱ったり、上手な手入れで良い状態を保っておくといつまでもキレイに気持ち良く着ることができます。

ただ、ウールの素材のトレンチコートは、自宅での洗濯は止めた方が良いようです。

コートのクリーニングは、専門のクリーニング店でさえ難しいといわれています。

幸い現在は格安のクリーニング店も多くなっていますから、難しいものは自宅で洗って失敗して後悔するよりも、クリーニング店に出す方が安心で、結局はお得です。