お気に入りのニットは長く使っていたいものですよね。

しかし、ニットの扱いは非常に難しく、失敗してしまうとすぐにダメになってしまいます。

そこで今回は、意外と知られていないニットの選択頻度や洗い方、はたまたお手入れ方法まで幅広くニットに関する情報をお届けします。

これを知ってお気に入りのニットをいつまでも使っていけるようにしましょう。

ニットの洗濯の頻度はどれ位がベスト?

お気に入りのニットはそれだけ着る頻度も増えますし、着る頻度が増えると洗濯もしなくてはなりません。

しかしあまり洗いすぎてしまってもニットには良いものではありません。

網目が広がってしまったり、生地が縮んでしまったり、毛玉が増える原因となってしまったり洗いすぎが原因でこんな症状がニットに出てしまいます。

逆に洗っていないと衛生面で心配になりますし、汚れが原因で生地が傷んでしまうことに繋がります。

着るたびに洗ったり、一週間に一回だったりと人によって洗う頻度は様々になってきますが、目安としてはシーズン中に3~4回ほどが良いでしょう。

およそ一ヶ月に一回ほど洗うことになりますが、状況によってもちろん回数は変わってきます。

なかなか着ないものであれば一ヶ月に一回も洗うことはありませんし、よく着るものでは一ヶ月に一回以上、はたまた汗をかいたり汚れが付いてしまった日などはすぐに洗濯することになります。

一ヶ月に一回はあくまで目安ですので、臨機応変に対応していって下さい。

ニットの洗濯頻度を減らす方法は?

大きな汚れがない場合は、保管方法や手入れに気をつけることで洗濯頻度を減らすことが出来ます。

ニットをしまう前に干す

まず、ニットをお使いになった日はクローゼットや収納にニットをしまう前に一晩干して下さい。

干すと言ってもハンガーに掛ける必要はありません。

ソファや椅子に掛けておくだけでも大丈夫です。

こうして干すことで体温や湿気をニットの繊維から逃がすことが出来ます。

干さないで収納にしまってしまうと、繊維に残った体温や湿気が原因でニットが傷んでしまいます。

干す時に消臭スプレーなどをお使いになると臭い防止にもなります。

ブラッシングでお手入れ

ニットを干し終わったらブラッシングをします。

ブラッシングをして毛並みを揃えることで、網目が広がる原因の予防や、毛玉を作りにくくすることになります。

この時にブラッシングは力を入れず、撫でるように毛並みに沿って行って下さい。

ブラッシングに使うブラシは天然毛で出来ていて、手に収まるくらいのサイズで、植毛の密度が高いものがおすすめです。

生地を休ませてあげることが長持ちの秘訣

ブラッシングでの手入れが終わりましたら、収納することになりますが、ニットは1日着たら2,3日休ませてあげて下さい。

お気に入りだからと言って毎日のように着てしまうと生地の傷みが早まり、長くお使い頂くことが出来ません。

ニットを着たいシーズンの場合は、何着かニットを用意して着回すようにすると良いでです。

ニットを自宅で洗濯する正しい方法は?

ニットは非常に洗濯の方法が難しいです。

方法を誤ってしまうと生地が縮んだり色落ちしたりと、ニットをダメにしてしまう原因になってしまいます。

ニットの洗濯を自宅で行う場合は注意が必要です。

ニットの素材を確認

まず、ニットの素材を確認します。

襟元に付いているタグで水洗い出来るものであれば、自宅で洗濯することが出来ます。

もし水洗いが出来ない素材のものでしたらクリーニング店をご利用下さい。

色落ちする素材かを確認

次に色落ちする素材かどうかを確認します。

タグで色落ちするかどうかが分からない場合は、ニットの目立たない部分に中性洗剤を付けて5分ほど置いて下さい。

その後、白い布やタオルで中性洗剤を付けた部分を押さえて色が移ると色落ちする素材になりますので、ニット単体で洗うかクリーニング店にご相談下さい。

ニットの洗濯には洗濯ネット

ニットを洗濯する場合は、洗濯ネットにニットを入れます。

この時の洗濯ネットはニットより少し小さいものを選んで下さい。

そうすることで型崩れを防ぐことが出来、繊維の傷みや縮み、毛羽立ちなども防ぐことが出来ます。

ニットを袖たたみにして、襟や袖など汚れの気になる部分を表に出すようにたたむと、より効果的に洗うことが出来ます。

脱水する時の注意

脱水しすぎてしまうと生地が傷んでしまいます。

軽く手で絞ってから洗濯ネットに入れ、30秒~1分ほどの脱水で十分です。

ここまでは洗濯機を使ってニットを洗う方法になりますが、もっと大事にニットを扱いたいと言う方には手洗いがおすすめになってきます。

手作業で洗うことによって生地に余計な力を掛けずに済みますので、ニットの長持ちにも繋がります。

洗面器、もしくは桶を用意

手頃な大きさの洗面器か桶を用意して頂ければニットは手洗い出来ます。

ここに、30度以下のお湯を入れて頂き、中性洗剤を溶かします。

あらかじめ汚れの気になる部分は汚れを落としておく必要があります。

この時に揉むように洗うのではなく、叩くように洗う叩き洗いをして下さい。

汚れは生地に移りますので、揉み洗いをしてしまうと汚れていない他の部分まで汚れてしまうことになりますので気をつけて下さい。

手洗いする

目立つ部分の汚れを落とし、準備が整ったら手洗いを開始します。

ニットを洗面器などに漬けると30秒ほどで洗剤が染み込みますので、ゆっくり30~40回ほど押し洗いをして下さい。

力を入れてしまうと生地が傷んでしまうので優しく押し洗いして下さい。

手洗いが終わりましたら、ニットを軽く押して絞って下さい。

すすぎ

新しいお湯を用意して頂き、お湯にニットを入れた後に下から上へとゆっくりと持ち上げます。

すすぎ終わりましたらお湯の量を減らしてトリートメントを入れます。

普段お使いになられている髪の毛用のトリートメントで構いません。

ニットの繊維も人間の髪の毛と同じように手入れが必要ですので、トリートメントを使うことによってふんわりとして毛並みが保たれるようになります。

トリートメント以外にも柔軟材をお使いになられても大丈夫です。

トリートメントをお使いになられた場合には、トリートメントを洗い流さず乾かして下さい。

脱水

洗濯機と同じように洗濯ネットに入れて30秒~1分ほど脱水します。

洗濯機をお使いにならない場合は、生地が捩れないように手で押しながら水分を取ります。

以上ニットの洗い方になります。

洗ったらもちろん干すことになりますので、ニットの干し方のご説明をします。

洗ったニットを干す時はハンガーを使わない

洗濯が終わりましたら素早くニットを干す必要があります。

この時にハンガーを使って干してしまうと型崩れの原因になってしまいますので、ハンガーはお使いにならないようにして下さい。

平らな部分にタオルを敷いて、洗い終わったニットを乗せます。

ニットが型崩れしないように形を整えます。

その後、陰干しして下さい。

直接日光に当ててしまうと、繊維の色落ちや変色の原因になりますのでニットを干す時は必ず陰干しにして下さい。

また、コインランドリーのようなタイプの乾燥機を使ってしまうと風合いが損なわれたりしてしまい、生地の傷みを進ませてしまいますのでご使用にならないで下さい。

仕上げ

アイロンを使ってニットの仕上げをします。

この時に直接アイロンを当ててしまうといけません。

アイロンから出ている蒸気の熱を利用して、ニットの形を整えます。

蒸気でニットの繊維を温めましたら、軽く手で引っ張ってシワを伸ばします。

こうすることでふっくらしたニットになります。

洗濯の仕上げ以外にも生地がへたり込んでしまっている場合にも、アイロンの蒸気は有効です。

ニットを長持ちさせるお手入れ方法は?

ここまで紹介した内容でニットを長持ちさせることは出来ますが、さらに長持ちさせるために気をつけておきたいことがあります。

ニットにシミが付いてしまった場合

シミをそのまま放置しておくと虫食いの原因になります。

市販されているシミ抜き剤を使ってすぐにシミを取って下さい。

湿気には要注意

ニットを脱いですぐの湿気も、洗濯後の湿気も、湿気が残ったまま収納にしまってしまうと虫食いやカビの原因になります。

また、クリーニングから返って来た場合もビニールを取って湿気が篭らないようにします。

収納にニットをしまった際には、防虫剤や乾燥剤を上の方にしておくと良いです。

毛玉が出来てしまったら?

毛玉が出来てしまった場合には、決して手で引っ張って取ろうとしないで下さい。

手で引っ張ってしまうと糸が伸びてしまい、生地が傷んでしまう上に同じ場所に毛玉が出来る原因にもなってしまいます。

毛玉が出来てしまったらハサミを使って毛玉を取り除いて下さい。

毛玉が出来すぎてしまうと汚れが付着して生地が傷みやすくなりますので、適度に取り除く必要があります。

以上、ニットを長くお使い頂くコツのご紹介になります。

洗濯頻度やお手入れに気をつければニットは何年でも着ることが出来ます。

お気に入りのニットをいつまでも長くお使いになるために、こちらの記事を参考にして頂ければ幸いです。